大動物(産業動物)獣医師及び公務員獣医師の確保に向けた修学資金貸与制度
大動物獣医師及び公務員獣医師の確保に向けた修学資金貸与制度を推進。指定地域・公務員勤務(原則6年間)により返還免除となる私立獣医学部学費等の上限額
これだけ押さえる!3つのポイント
- 1全国の畜産現場で牛や豚、馬などの診療を行う「産業動物(大動物)獣医師」および、家畜伝染病(鳥インフルエンザ・豚熱・口蹄疫)の防疫・と畜場検査を担う「地方公務員獣医師」の極端な不足を解消するため、獣医学部学生向け修学資金貸与および返還免除制度を抜本拡充する。
- 2私立大学獣医学部の高額な学費(6年間で1,300万〜1,500万円超)を実質無償化するため、卒業後に指定地域の産業動物診療所または都道府県の家畜保健衛生所(家保)に一定期間(原則6年間)勤務することを条件に、学費全額の返還を免除する。
- 3女性獣医師の出産・育児期の離職を防ぐため、夜間当番・分娩補助の代替要員派遣や超音波診断装置等のスマート機器導入補助を実施する。
全国の獣医学部新卒者の過半数が都市部の小動物(犬・猫等のペット)病院に就職し、重労働で危険を伴う牛や豚の「大動物獣医」や給与水準の低い「公務員獣医師」の採用倍率は1倍を割り込み、定員割れが常態化している。一方で高病原性鳥インフルエンザやCSF(豚熱)の全国的蔓延、宮崎県等での牛の集団疾病など、家畜衛生の最前線は人手不足で疲弊を極めている。私立獣医学部の学費負担が極めて重い構造を利用し、地方勤務を条件とした返還免除型奨学金の拡充と処遇改善が農林水産省主導で法制化された。
4つの主な注目ポイント
ひと目でわかる重要ポイント両論の整理(メリットと検討課題)
どちらか一方を正解と決めつけず、どんな意見や論点があるのかを市民目線でまとめました。
「私立の獣医学部は学費が1,400万円以上かかり実家が一般家庭の自分には絶望的でしたが、この返還免除制度のおかげで夢だった牛の獣医になることができました。」(20代大動物獣医師)
「近隣の獣医が高齢で引退し牛の分娩に誰も来てもらえない恐怖がありましたが、若い先生が地域枠で赴任してくれて本当に安堵しています。」(酪農家)
「冬の真夜中の牛の難産対応など体力的に過酷で、免除期間が終わったら都市部の犬猫病院に移ろうと考える同僚も少なくありません。労働環境の抜本改善が必要です。」(30代公務員獣医師)
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