医療・福祉診療報酬改定・運用中---

遠隔集中治療室(Tele-ICU)ネットワーク整備・専門医支援加算

地方の集中治療室を先端遠隔医療でつなぎ、救命率向上と集中治療専門医の偏在を解消する

3

これだけ押さえる!3つのポイント

  • 1
    集中治療専門医不足に悩む地方の重症患者管理を支援するため、大学病院等の拠点ICUと地方中核病院をリアルタイム生体モニターと高精細カメラで常時接続するネットワークを整備
  • 2
    遠隔から24時間体制でバイタルデータや人工呼吸器設定を専門医がモニタリングし、現地の当直医・看護師へ助言を行う支援体制を支援
  • 3
    診療報酬上の遠隔ICU管理加算の新設と通信インフラ導入補助により、地域間医療格差を是正し敗血症等の救命率を底上げ
政策の背景とねらい

国内の集中治療専門医(約2,500名)は大都市圏の大規模病院に集中しており、地方都市の中核病院では非専門の外科医や内科医がICU当直を兼務する過重労働と医療格差が生じていた。米国等で先行するTele-ICUは死亡率低下と在院日数短縮の実績があり、日本でも地域医療構想の要として導入が求められていた。

4つの主な注目ポイント

ひと目でわかる重要ポイント
常時支援
専門医支援
24時間体制
不在
大学病院の集中治療専門医が地方ICUの生体モニターを常時遠隔監視
実績
救命率向上
約15%改善
従来水準
早期の病状変化検知と適切な呼吸循環管理による死亡率低減効果
公費助成
補助率
最大1/2補助
自己負担
高精細カメラやセキュア通信機器などの導入費用を公費助成

両論の整理(メリットと検討課題)

フラットに両論併記

どちらか一方を正解と決めつけず、どんな意見や論点があるのかを市民目線でまとめました。

期待・推進側の主な視点1つの視点
地方中核病院の若手内科医(30代)

夜間に重篤な呼吸不全患者が搬送された際、専門医と画面越しに人工呼吸器の数値を調整でき、患者さんの命を救えました。

期待される主な効果期待される主な効果・メリット(推進側の視点)
慎重・検討課題の主な視点1つの視点
拠点大学病院の集中治療科教授(50代)

遠隔で多くの病院を受け持つ側の専門医の当直負担が過度にならないよう、シフト体制の整備が急務です。

主な検討課題・論点検討されている課題・懸念点(慎重側の視点)
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