政策一覧にもどるデジタル・IT
デジタル・IT総務省による日本周回光ファイバー・地方陸揚げ局補助事業推進中---

海底光ファイバーケーブル陸揚げ拠点の地方分散と日本海ルート整備

通信の太平洋一極集中を打破!南海トラフ・首都直下地震に備え日本海側へ陸揚げ局を新設分散

施行時期: 2022年デジタル田園都市構想・2024〜2026年重点整備

3

これだけ押さえる!3つのポイント

  • 1
    国際海底ケーブル陸揚げ局の地方分散➔ 日本の国際インターネット通信の99%を担う海底光ケーブルが、千葉県南房総や三重県志摩などの太平洋側に過度に集中している脆弱性を解消するため、日本海側(秋田、新潟、島根等)や北海道・九州への陸揚げ局整備を国費補助
  • 2
    日本周回バックボーン回線の複線化➔ 南海トラフ巨大地震や首都直下地震により太平洋側の回線が一斉切断された場合でも、日本海経由の周回海底ケーブルによって国内・国際通信を寸断させないリダンダンシー(多重化)を確保
  • 3
    地方分散型データセンターとの一体整備➔ ケーブル陸揚げ局の近傍に、再エネ電力(洋上風力や地熱)を活用した大規模データセンターを誘致し、東京一極集中の情報インフラを抜本的に是正
政策の背景とねらい

世界中とやり取りされるデジタルデータの99%は海底ケーブルを経由していますが、日本の主要な陸揚げ局は歴史的に千葉県南房総地域と三重県志摩地域に極度に偏在しています。南海トラフ地震や海底地滑り、さらには台湾海峡有事等による物理的切断が起きた場合、国家機能と経済活動が麻痺する危機が指摘され、総務省が500億円規模の基金を設置して日本海側への分散投資を開始しました。

4つの主な注目ポイント

ひと目でわかる重要ポイント
日本海側・地方への陸揚げ拠点分散
国際ケーブル陸揚げ局の配置
日本海側・地方への陸揚げ拠点分散
これまで: 房総半島と志摩半島の2大拠点に全国の国際通信容量の8割以上が集中
日本海側(秋田・新潟・富山・島根等)や北海道・九州へ国費助成で拠点分散
日本周回海底光ファイバー網の完成
日本列島周回ネットワーク
日本周回海底光ファイバー網の完成
これまで: 太平洋側の幹線ルートに依存し日本海側の幹線容量が極めて脆弱
日本列島を一周する大容量海底光ケーブル網を整備し太平洋寸断時も迂回可能に
陸揚げ局直結・再エネ型データセンターの誘致
地方データセンター拠点化
陸揚げ局直結・再エネ型データセンターの誘致
これまで: 国内データセンターの8割超が東京圏と大阪圏に過密集中
陸揚げ局の至近に洋上風力等の再エネと直結した中核データセンターを建設
重要海底ケーブルの安全保障的監視強化
海底インフラの物理防衛体制
重要海底ケーブルの安全保障的監視強化
これまで: 民間通信会社任せで敵対勢力による潜水艇でのケーブル切断・盗聴に無防備
海上保安庁・自衛隊との情報共有体制と音響センサーによる常時監視体制を構築

両論の整理(メリットと検討課題)

フラットに両論併記

どちらか一方を正解と決めつけず、どんな意見や論点があるのかを市民目線でまとめました。

期待・推進側の主な視点2つの視点
災害時の通信継続

「南海トラフや首都直下地震で太平洋側が壊滅しても日本海ルートで通信を維持」

地方創生とIT雇用

「秋田や新潟、北海道がアジア屈指のデジタルインフラ拠点へ飛躍」

期待される主な効果期待されている効果・メリット(賛成側の視点)
慎重・検討課題の主な視点2つの視点
巨額の敷設・維持費

「海溝や漁業権交渉の難航により工事費用が民間採算ラインを超過」

ハイブリッド脅威

「公海上に露出する広大な海底インフラを軍事的に守り切ることの限界」

主な検討課題・論点検討されている課題・懸念点(慎重側の視点)
制度変更の詳細、海外主要国のルール、根拠法、一次情報を確認したいですか?

新旧対照(ビフォーアフター)、海外主要国のルール比較、国会での決定経緯タイムライン、根拠法、官公庁の公式一次資料をご覧いただけます。

議論・専門知識・補足情報スレッド

この政策に関する背景知識、一次資料のURL、最新の制度変更、現場の実情などをご自由にお寄せください(GitHubアカウントで投稿可能)。

知見の公式採用について:スレッドに寄せられた有益な情報や前提知識・法改正の動きは、中立性とファクトチェックを確認の上、政策の公式本文(図鑑データ)に正式に反映・加筆させていただきます。 荒らしやデマのない信頼できる情報基盤をコミュニティと共に作っていきます。