経済・財政公取委・中小企業庁による重点立入調査・法改正国会提出準備中---

下請代金法改正・公取委「買いたたき」重点調査と労務費転嫁義務化

下請けいじめと賃上げ阻止を粉砕!労務費転嫁の指針義務化と社名公表で中小企業の賃上げを実現

施行時期: 2023年労務費転嫁指針・2024〜2025年下請法抜本改正審議

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これだけ押さえる!3つのポイント

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    労務費(人件費)の価格転嫁指針の策定と順守義務化➔ 原材料やエネルギー高騰だけでなく、下請企業の従業員の賃上げ原資(労務費)を取引価格に上乗せするための協議を、発注企業側から定期的に申し入れる義務をルール化
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    下請代金法の大幅改正(適用対象拡大と罰則強化)➔ 製造委託や運送業だけでなく、IT・ソフトウェア開発や役務提供など広範な取引を保護対象に含め、優越的地位の濫用による「買いたたき」への行政処分と企業名公表を強化
  • 3
    「独告・社名公表」制度の積極運用➔ 価格転嫁の協議に一切応じない悪質な大企業について、公正取引委員会が調査を行い、改善指導に従わない場合に企業名を社会的に公表して抑止力を発揮
政策の背景とねらい

物価高を上回る持続的な賃上げを実現するには、日本雇用の約7割を占める中小企業が賃上げ原資を確保することが不可欠です。しかし、親会社・大企業による「労務費の買いたたき」や値上げ要請の門前払いが構造的に続いていました。内閣官房と公正取引委員会は2023年に「労務費転嫁指針」を策定し、下請代金法の半世紀ぶりの抜本改正により実効性を高める方針を固めました。

4つの主な注目ポイント

ひと目でわかる重要ポイント
発注側からの定期的な労務費転嫁協議申し入れ義務化
労務費転嫁の協議義務
発注側からの定期的な労務費転嫁協議申し入れ義務化
これまで: 原材料費の値上げは一部認められても「人件費(賃上げ分)の値上げ」は拒否
発注企業側から年1回以上の価格転嫁協議を申し入れることを強く義務付け
IT・運送・サービス業への下請法適用拡大
下請代金法の適用対象範囲
IT・運送・サービス業への下請法適用拡大
これまで: 資本金要件の隙間を突かれ、ITやコンサル、物流の委託取引が法規制の対象外
役務提供全般やスタートアップ取引を包括的に保護対象とする法改正を審議
下請法・独禁法に基づく悪質発注企業の社名公表
協議拒否企業へのペナルティ
下請法・独禁法に基づく悪質発注企業の社名公表
これまで: 注意喚起のみで秘密裏に処理され、大企業に改善の緊張感が乏しかった
価格交渉に十分応じない企業名を公正取引委員会が実名公表(社名公表)
下請Gメンによる大規模匿名ヒアリング調査
下請Gメンによる重点調査
下請Gメンによる大規模匿名ヒアリング調査
これまで: 下請企業が報復取引停止を恐れて公取委に通報できない構造
300名超の「下請Gメン」による年間数万件の匿名ヒアリングと実地調査

両論の整理(メリットと検討課題)

フラットに両論併記

どちらか一方を正解と決めつけず、どんな意見や論点があるのかを市民目線でまとめました。

期待・推進側の主な視点2つの視点
中小企業の賃上げ

「雇用の7割を占める中小企業で働く社員の給与が実質的に底上げ」

社会的抑止力

「「下請けいじめ企業」としてのブランド失墜を恐れトップが改善を指示」

期待される主な効果期待されている効果・メリット(賛成側の視点)
慎重・検討課題の主な視点2つの視点
ステルス契約解除のリスク

「表向きは理由を言わずに次期契約で他社や海外外注へ乗り換えられる恐怖」

消費者物価の上昇

「あらゆる中間コストが転嫁され自動車や日用品、外食の値上げが加速」

主な検討課題・論点検討されている課題・懸念点(慎重側の視点)
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