政策一覧にもどるデジタル・競争政策
デジタル・競争政策新法成立・施行運用中---
スマートフォン競争促進法(アプリストア開放・サイドローディング義務化)
Apple・Googleの巨大寡占を打破。サードパーティ製アプリストアと外部決済の解禁義務付け
施行時期: 2024年6月成立・2025年12月までに全面施行
3
これだけ押さえる!3つのポイント
- 1Apple(iOS)やGoogle(Android)などの巨大IT企業(特定ソフトウェア事業者)に対し、他社アプリストアの参入容認やサードパーティ決済システムの許可を義務付け
- 2自社決済システム(最大30%の手数料)の強制を禁止し、検索結果での自社サービス優遇や競合他社のデータ不当利用を規制
- 3違反企業には日本国内の対象売上高の20%(再違反で30%)という独占禁止法を大幅に上回る巨額の課徴金を科す
政策の背景とねらい
スマートフォンのOS市場はAppleとGoogleの2社がほぼ100%を独占し、自社アプリストアの利用と最大30%の手数料(いわゆるApple税・Google税)を義務付けてきました。欧州連合(EU)がデジタル市場法(DMA)で厳格な規制を先行させたことに続き、日本でも公正取引委員会と政府が「スマートフォン特定ソフトウェア競争促進法」を成立させました。これにより寡占の弊害を打破し、アプリ開発者の手数料負担軽減やスタートアップのイノベーション促進を目指します。
4つの主な注目ポイント
ひと目でわかる重要ポイント巨額課徴金
違反企業への課徴金算定率
20%(再違反時は30%)
これまで 独禁法の数%水準にとどまる
自社優遇や外部排除に巨額ペナルティ
手数料引き下げ
アプリストア・決済手数料
引下げへ競争促進
これまで 最大30%のApple税・Google税
他社製ストアや外部決済を解禁義務化
新法全面施行
法律の全面施行期限
2025年12月までに施行
これまで 巨大IT企業の自由裁量
公取委が対象事業者を指定し監視開始
安全性両立
安全性・プライバシー確保
客観的基準の公表義務
これまで 自社ストア審査による囲い込み
マルウェアや詐欺対策の厳格基準を維持
両論の整理(メリットと検討課題)
どちらか一方を正解と決めつけず、どんな意見や論点があるのかを市民目線でまとめました。
期待・推進側の主な視点2つの視点
価格低下・開発者支援
「30%の手数料が市場競争で低下し、課金アイテムや購読料が値下げ」
イノベーション・競争促進
「国内IT企業やスタートアップが独自の専門ストアや決済を自由に展開可能」
期待される主な効果アプリストア開放・競争促進賛成の視点
慎重・検討課題の主な視点2つの視点
セキュリティ・詐欺被害リスク
「厳格な単一ストア審査の緩和によるサイバーセキュリティの脆弱化」
消費者保護の複雑化
「外部決済の乱立により、トラブル時にApple等の統一的保護が受けられない」
主な検討課題・論点セキュリティリスク・規律緩和への懸念の視点
制度変更の詳細、海外主要国のルール、根拠法、一次情報を確認したいですか?
新旧対照(ビフォーアフター)、海外主要国のルール比較、国会での決定経緯タイムライン、根拠法、官公庁の公式一次資料をご覧いただけます。
議論・専門知識・補足情報スレッド
この政策に関する背景知識、一次資料のURL、最新の制度変更、現場の実情などをご自由にお寄せください(GitHubアカウントで投稿可能)。
知見の公式採用について:スレッドに寄せられた有益な情報や前提知識・法改正の動きは、中立性とファクトチェックを確認の上、政策の公式本文(図鑑データ)に正式に反映・加筆させていただきます。 荒らしやデマのない信頼できる情報基盤をコミュニティと共に作っていきます。