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児童生徒の近視進行抑制(低濃度アトロピン・オルソケラトロジー)学校健診指針

子どもの目を強度近視から守る。学校健診での眼軸長測定と最新抑制治療指針

3

これだけ押さえる!3つのポイント

  • 1
    デジタル端末の普及に伴い小中学生の視力低下・近視(小学生の約4割、中学生の約6割が裸眼視力1.0未満)が深刻化する中、将来の失明リスク(緑内障・網膜剥離等)につながる「強度近視」への進行を抑えるための学校保健指針および先端治療普及制度。
  • 2
    従来の視力検査(Cマーク)に加え、眼球の奥行きを測る「眼軸長測定」の学校健診導入実証を支援し、低濃度アトロピン点眼薬(マイオピン等)や夜間装用コンタクトレンズ(オルソケラトロジー)、多焦点眼鏡などのエビデンスに基づく抑制治療の安全性ガイドラインを策定。
  • 3
    外遊び(屋外光・バイオレットライトの1日2時間浴びる推奨)と30分に1回の画面離脱(20-20-20ルール)の学校教育現場での徹底を図る。
政策の背景とねらい

文部科学省の学校保健統計調査で裸眼視力1.0未満の児童生徒割合が過去最高を更新し続けており、特に東アジア地域では強度近視による病的近視(脈絡膜新生血管や網膜剥離)が将来の成人失明原因の上位となっている。近年、低濃度アトロピン点眼等の薬物療法や光環境の医学的有効性が立証されたことを受け、文部科学省と日本眼科医会が共同で近視進行抑制のための初の包括的ガイドラインを策定した。

4つの主な注目ポイント

ひと目でわかる重要ポイント
進行半減
近視進行抑制率
約50〜60%(点眼・特殊レンズ併用)
放置による無制限進行
近視進行抑制率
外遊び推奨
推奨屋外活動時間
1日2時間以上(太陽光)
室内受光中心
推奨屋外活動時間

両論の整理(メリットと検討課題)

フラットに両論併記

どちらか一方を正解と決めつけず、どんな意見や論点があるのかを市民目線でまとめました。

期待・推進側の主な視点2つの視点
日本眼科医会 小児眼科担当理事

近視を単なる『眼鏡をかければいい度数の問題』から『将来の失明を防ぐ疾患予防』へと国民意識を転換することが、本指針の最大の意義です。

小学4年生の保護者(母)

学校健診の指導で毎晩低濃度アトロピン点眼を始めたところ、1年間で視力の悪化が完全にストップし、外遊びの習慣もつきました。

期待される主な効果近視進行抑制指針のメリット
慎重・検討課題の主な視点1つの視点
小学校 養護教諭(保健室の先生)

学校で『タブレットを離して見よう』と指導しても、家庭でのゲームや動画視聴時間が長ければ効果が相殺されるため、家庭連携が一番の壁です。

主な検討課題・論点普及・治療上の課題
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