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学校保健安全法(就学時健康診断・学校環境衛生基準・学校安全計画と危機管理体制)

子どもたちの学び舎の健康と命を守る。小学校入学前の就学時健康診断、教室の照度・空気測定基準と池田小事件後の学校安全計画

施行時期: 1958-04-10

3

これだけ押さえる!3つのポイント

  • 1
    『学校保健安全法(旧・学校保健法)』に基づき、学校における児童生徒等および職員の健康の保持増進と、学校安全の確保を図るための教育保健・防災基本法制。
  • 2
    市町村教育委員会に対し、小学校入学前年の秋にすべての就学予定児を対象とする『就学時健康診断(第11条)』の実施を法定義務付けるほか、各学校で毎年の定期健康診断(内科・眼科・耳鼻科・歯科・尿検査・視力等)を実施する。
  • 3
    教室の換気・照度・騒音・シックハウス対策などを定めた『学校環境衛生基準』の維持、および学校長に対する『学校安全計画』の策定・危機管理マニュアル作成・防犯防災訓練の実施義務が課されている。
政策の背景とねらい

昭和33年(1958年)に『学校保健法』として制定され、戦後日本の児童生徒の体格向上と結核・寄生虫予防に絶大な成果を挙げた。2001年の大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件(不審者侵入により児童8名死亡)を受け、従来の『保健(衛生・身体検査)』だけでなく『安全(防犯・防災・交通安全)』を同等の中核に据える大改正が行われ、2009年4月に現行の『学校保健安全法』へと発展的改称。学校事故や災害から児童生徒を守る総合法制となった。

4つの主な注目ポイント

ひと目でわかる重要ポイント
小学校入学前の法定健診
健診
学校保健安全法第11条により、市町村教委が入学前年の秋にすべての就学予定児に義務付ける健康診断
学校安全計画の義務化
事件の教訓
2001年の惨事を二度と繰り返さないため、防犯・防災・交通安全の計画作成と訓練を学校に義務付け
教室の科学的環境測定
衛生基準
照度(300ルクス以上等)、換気(二酸化炭素1500ppm以下)、騒音、温度等を学校薬剤師が定期測定

両論の整理(メリットと検討課題)

フラットに両論併記

どちらか一方を正解と決めつけず、どんな意見や論点があるのかを市民目線でまとめました。

期待・推進側の主な視点2つの視点
推進・期待側の声

「小学校入学前に視力・聴力・虫歯・発達障害の疑いを把握し、就学支援へ接続。」

推進・期待側の声

「池田小事件の教訓を風化させず、学校敷地への不審者侵入を多重水際防護。」

期待される主な効果学校保健安全法の教育的恩恵と生命防衛機能
慎重・検討課題の主な視点2つの視点
懸念・慎重側の声

「地球沸騰化に伴い、従来の環境衛生基準では防ぎきれない校庭・体育館での熱中症事故。」

懸念・慎重側の声

「地域の開業医の高齢化に伴い、学校医の引き受け手が見つからない自治体が増加。」

主な検討課題・論点現代の学校保健・安全が直面する新たな論点
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