学校給食アレルギー事故防止のためのエピペン全校常備と教員実地研修義務化
アナフィラキシー死をゼロへ。全国の小中学校へのエピペン(自己注射薬)全校常備と使用義務化
これだけ押さえる!3つのポイント
- 1学校給食等における誤配・誤食に伴う重篤なアレルギー反応(アナフィラキシーショック)による児童生徒の死亡事故を根絶するため、全国すべての公立小中学校・幼稚園・保育所に対し、アドレナリン自己注射薬(エピペン)の「施設常備(学校救急用エピペンの配備)」および「全教職員への年1回実地シミュレーション研修」を法定義務付ける。
- 2処方された本人用エピペンの持参忘れや、アレルギーの既往歴がない児童が初めてアナフィラキシーを発症した緊急事態に対応するため、医師の事前包括指示に基づく「学校常備エピペンの教員による代行投与」を法的に完全免責・認可する。
- 3給食調理場におけるアレルゲン混入防止(専用調理スペース・色分け食器)と、献立チェックの複数人ダブルチェック体制を全国標準化する。
2012年に東京都調布市の小学校で発生した給食チーズ入りチヂミの誤食による児童アナフィラキシー死亡事故を契機に、文部科学省は「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」を策定した。しかし、エピペンは薬事法上「患者本人への処方薬」に限定されていたため、処方されていない児童が初めて発症した場合や、学校に持参していない場合には投与できず、救命の空白が生じていた。また、教員が「医療行為になるのではないか」「責任を問われるのではないか」と躊躇して投与が遅れるケースも指摘された。文科省・厚労省は学校救急用エピペンの常備解禁と教員の投与免責を明確化する法整備を行った。
4つの主な注目ポイント
ひと目でわかる重要ポイント両論の整理(メリットと検討課題)
どちらか一方を正解と決めつけず、どんな意見や論点があるのかを市民目線でまとめました。
「食物アレルギーを持つ子の親として毎日給食の時間が不安でたまりませんでしたが、学校に予備のエピペンがあり全教員が注射の訓練を受けたと聞いて、心から安心できました。」(小学生アレルギー児の母)
「研修で模型を使って何度も打つ練習をしたおかげで、実際に児童が発作を起こした際、ためらわずに大腿部に注射して救急隊に引き継ぐことができました。」(公立小学校養護教諭)
「毎年使用期限が切れたエピペンを新品に買い直す費用がバカにならないため、国が全額補助金を出し続けてほしいです。」(町教育委員会担当者)
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