交通・地域国主導の再構築協議会が進行中---

JRローカル線再構築協議会とバス(BRT)転換議論

輸送密度1,000人未満の赤字ローカル線。国の再構築協議会による存廃とBRT等への転換

施行時期: 2023年改正地域公共交通活性化再生法施行・協議進行中

3

これだけ押さえる!3つのポイント

  • 1
    国主導の再構築協議会➔ 1日の平均利用者数(輸送密度)が1,000人未満などの極めて利用が少ない地方赤字路線について、国が自治体と鉄道会社を仲介する協議会を新設
  • 2
    鉄道維持かバス・BRT転換か➔ 鉄道としての存続だけでなく、バス高速輸送システム(BRT)やオンデマンド交通への転換を含め、持続可能な地域交通網を3年以内に再設計
  • 3
    地域衰退への危機感➔ 自治体や住民は『鉄路廃止が過疎化を加速させる』と強く反発し、財政負担のあり方や公共性の定義をめぐり激しい議論が継続
政策の背景とねらい

モータリゼーションと急激な人口減少により、JR各社の地方ローカル線の赤字が深刻化し、輸送密度1,000人未満の区間では100円の収入を得るのに数千円の経費がかかる状態が常態化しています。鉄道会社と自治体の協議が平行線をたどっていたため、国が2023年の法改正で『再構築協議会』を自ら設置し、鉄道維持かバス転換かの結論を出す枠組みを導入しました。

4つの主な注目ポイント

ひと目でわかる重要ポイント
国主導協議
再構築協議会の対象基準
1000人未満(輸送密度)
これまで 鉄道会社と自治体が平行線で膠着
国が主導して存廃や運営形態を抜本協議
利便性改善
BRT・路線バスへの転換
増便可能な柔軟運行
これまで 1日数列車の赤字路線を無理に維持
専用道BRTやバス転換で便数と利便性を向上
上下分離
上下分離方式の導入
公有民営で負担軽減
これまで 鉄道会社が施設維持費を全額負担
自治体がレールや施設を保有し運行を委託
網の再編
地域公共交通計画の策定
全自治体に策定義務化
これまで 路線単体での議論に終始
まちづくりと一体で持続可能な移動を設計

両論の整理(メリットと検討課題)

フラットに両論併記

どちらか一方を正解と決めつけず、どんな意見や論点があるのかを市民目線でまとめました。

期待・推進側の主な視点2つの視点
運行本数・利便性向上

「1日数本の鉄道から、病院や高校の目の前に停まる毎時運行のバスへ」

災害時の強靭性

「豪雨被害による数十億円の鉄橋・トンネル復旧負担を回避」

期待される主な効果再構築協議会・バス転換のメリット(推進側の視点)
慎重・検討課題の主な視点2つの視点
地域衰退・過疎加速

「時刻表や路線図から駅が消えることで、観光客や移住者が激減する危機」

雪害・定時性の低下

「大雪や路面凍結によるバスの遅延・スリップ事故リスク」

主な検討課題・論点再構築協議会・バス転換の課題・懸念(慎重側の視点)
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