医療・福祉成立・施行済み---

狂犬病予防法および動物愛護管理法(犬の登録・年1回ワクチン接種義務・マイクロチップ装着と虐待防止体系)

人とペットが共に生きるための公的責任。発症時致死率ほぼ100%の狂犬病を防ぐ年1回ワクチン義務と、犬猫マイクロチップ登録制度

施行時期: 1950-08-26

3

これだけ押さえる!3つのポイント

  • 1
    『狂犬病予防法』および『動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)』に基づき、公衆衛生の保持(感染症撲滅)と生命ある動物の適正な飼養・虐待防止を両輪で規律する基本法制。
  • 2
    犬の飼い主には、生後91日以上の飼い犬について市区町村への『生涯1回の登録』と、毎年1回の『狂犬病予防注射の接種』、および鑑札・注射済票の首輪装着が法定義務付けられている(違反時は20万円以下の罰金)。
  • 3
    動物愛護管理法に基づき、ブリーダー・ペットショップで販売される犬猫への『マイクロチップ装着・環境省データベース登録』が義務化(飼い主の変更登録義務)されたほか、ペットの殺傷(5年以下の懲役または500万円以下の罰金)や遺棄・虐待に対する重罰化が整備されている。
政策の背景とねらい

戦後直後の1950年当時、日本国内で犬や人を含め年間数百件の狂犬病死亡例が多発。公衆衛生の危機を制圧するため狂犬病予防法が制定され、徹底した登録・ワクチン接種・野犬捕獲により、わずか7年後の1957年以降、日本国内での狂犬病発生はゼロ(人獣共通感染症の完全撲滅・世界的清浄国)を維持している。一方、ペットが『家族の一員』となる中で1973年制定の動物愛護管理法が数次改正され、殺処分ゼロに向けた引き取り拒否や悪質ブリーダーの数値規制が強化された。

4つの主な注目ポイント

ひと目でわかる重要ポイント
狂犬病予防注射の法定頻度
回義務
生後91日以上のすべての飼い犬に対し、毎年1回のワクチン接種と済票装着が法律上義務付けられている
狂犬病国内発生ゼロの継続
%清浄国
1957年以降、日本国内における動物・人双方の狂犬病感染例は半世紀以上にわたりゼロを維持
動物殺傷罪の最高法定刑
年懲役
愛護動物をみだりに殺傷した場合に科される最高5年以下の懲役または500万円以下の罰金(厳罰化)

両論の整理(メリットと検討課題)

フラットに両論併記

どちらか一方を正解と決めつけず、どんな意見や論点があるのかを市民目線でまとめました。

期待・推進側の主な視点2つの視点
推進・期待側の声

「世界で毎年数万人が死亡する狂犬病を、島国日本で半世紀以上完全封じ込め。」

推進・期待側の声

「地震等の大災害時でも専用リーダーで飼い主情報を瞬時に特定し家族の元へ返還。」

期待される主な効果狂犬病予防・動物愛護法の絶大な社会的効用
慎重・検討課題の主な視点2つの視点
懸念・慎重側の声

「国内で狂犬病が長年発生していないことによる飼い主の危機感の希薄化と副反応への懸念。」

懸念・慎重側の声

「ケージの広さや出産回数の数値基準が導入されたものの、自治体保健所の監視人員が不足。」

主な検討課題・論点現行制度における課題と議論
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