環境・農業全国モデル事業・給食連携推進中---

有機農業(オーガニック)拡大と学校給食での地場産有機食材活用

みどりの食料システム戦略。2050年有機農業25%目標と子どもたちの給食を通じた地産地消

施行時期: 2022年みどりの食料システム法施行・全国自治体で学校給食有機化推進中

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これだけ押さえる!3つのポイント

  • 1
    2050年までに有機農業の取組面積を耕地全体の25%(100万ヘクタール)へ拡大する「みどりの食料システム戦略」に基づき、化学肥料・化学農薬の大幅削減を推進
  • 2
    安定した販路を確保するため、全国の自治体が学校給食に地場産の有機米・有機野菜を導入する動きを加速させ、子どもへの食育と環境保全を両立
  • 3
    除草や病害虫対策にかかる膨大な手作業の手間、慣行農業に比べ約2〜3割落ちる収量、通常食材より高額な給食調達コストの公費補填が課題
政策の背景とねらい

現在、日本の有機農業の割合は約0.6%と、欧州(約10%以上)に比べて極めて低い水準にとどまっています。高温多湿で雑草や病害虫が発生しやすい気候条件に加え、見た目の良さを重視する流通慣行が壁となってきました。農林水産省は2021年に「みどりの食料システム戦略」を策定し、2022年に推進法を施行。2050年までに化学農薬50%減・化学肥料30%減・有機農業25%を掲げました。千葉県いすみ市など学校給食を契機に有機米の全量買い取りと地域経済好循環を実現したモデルが注目され、全国の自治体に波及しています。

4つの主な注目ポイント

ひと目でわかる重要ポイント
25%目標
2050年有機農業割合
25%(100万ha)
現在 約0.6%(欧州の10分の1)
みどりの食料システム戦略の大目標
学校給食連携
オーガニック給食自治体
100市町村超へ拡大
これまで 価格優先で慣行・輸入米
地場産有機米を子どもたちの給食へ
脱化学農薬
化学農薬・肥料削減目標
最大50%削減(2050年)
化石燃料由来の化学肥料に依存
土壌炭素貯留と生態系の保全を両立
調達コスト差
有機食材の調達コスト
1.5〜2倍の価格差
給食費値上げか自治体補助の二者択一
公費支援と安定した年間契約が不可欠

両論の整理(メリットと検討課題)

フラットに両論併記

どちらか一方を正解と決めつけず、どんな意見や論点があるのかを市民目線でまとめました。

期待・推進側の主な視点2つの視点
環境保全・生物多様性

「化学農薬・肥料を減らし、土壌の炭素貯留と生態系再生を促す」

食育・地産地消

「地元食材への愛着を育み、学校給食という確実な大量消費先を確保」

期待される主な効果有機農業拡大・学校給食導入の視点
慎重・検討課題の主な視点2つの視点
過重労働・収量低下

「手作業による重労働と、天候不順時の壊滅的減収リスク」

食材コスト高・財政負担

「有機食材は慣行品の1.5〜2倍の価格差があり、給食費への転嫁か税金投入の二者択一」

主な検討課題・論点普及に向けた課題・慎重論の視点
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