政策一覧にもどる外交・安全保障
外交・安全保障技術実証試験中・商業化検討---
南鳥島レアアース・海底鉱物資源の商業採掘技術実証
日本の最東端・深海6000mに眠る数百年分の宝。中国独占を打破する海底レアアース国産化
施行時期: 2024年深海試掘着手・2020年代後半の商業化実証へ
3
これだけ押さえる!3つのポイント
- 1日本の最東端・小笠原諸島南鳥島周辺の排他的経済水域(水深約6,000mの海底泥)に存在する世界最大級の高濃度レアアース堆積層の商業採掘に向けた国家プロジェクト
- 2EVモーターや風力発電に不可欠なディスプロシウムやテルビウムなど、現在中国が精錬シェアの大半を握る重希土類が国内消費の数百年分眠るとされ、国家安保の切り札として試掘を推進
- 3水圧600気圧を超える極限深海からの引き上げ・揚泥技術の難易度、採算ライン(陸上鉱山とのコスト差)、深海生態系への環境負荷が課題
政策の背景とねらい
2012年、東京大学の加藤泰浩教授らの研究グループが南鳥島沖の海底に極めて高濃度のレアアース泥が広範囲に堆積していることを発見しました。推定埋蔵量は世界の年間消費量の数百年分に達し、特に中国が世界供給をほぼ独占している重希土類が豊富に含まれています。政府の総合海洋政策本部および内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」のもと、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球深部探査船「ちきゅう」等を活用した水深6,000mからの泥引き上げ実験が進行中です。成功すれば資源小国日本が「資源大国」へと転換する歴史的試みとなります。
4つの主な注目ポイント
ひと目でわかる重要ポイント超深海採掘
レアアース泥の採掘水深
水深6,000mの深海
これまで 陸上鉱山からの採取
光も届かない超深海600気圧の極限環境
資源大国へ
国内消費量に対する埋蔵量
数百年分世界屈指の宝
これまで 中国から輸入依存
EVモーターや風力に不可欠な重希土類が大量
国家実証
地球深部探査船「ちきゅう」
ちきゅう揚泥実証
これまで 学術的サンプル採取のみ
深海からパイプで泥を吸い上げる技術実験
コストの壁
採掘・輸送の経済コスト
採算性中国産対抗
これまで 陸上採掘より莫大高コスト
1,900km離れた絶海からの輸送・精錬採算の壁
両論の整理(メリットと検討課題)
どちらか一方を正解と決めつけず、どんな意見や論点があるのかを市民目線でまとめました。
期待・推進側の主な視点2つの視点
資源完全自給・安保強化
「禁輸による脅迫を完全に無力化する恒久的な資源安全保障」
海洋技術・新産業創出
「深海探査船と無人探査機を統合した海洋エンジニアリングの輸出産業化」
期待される主な効果南鳥島レアアース国産化の視点
慎重・検討課題の主な視点2つの視点
採算性・莫大コスト
「遠隔離島・超深海からの輸送・製錬コストが市況価格に見合うか」
深海環境保全・生態系
「海底泥の巻き上げや濁りによる海洋環境・深海生態系の不可逆的破壊リスク」
主な検討課題・論点深海採掘の課題と慎重論の視点
制度変更の詳細、海外主要国のルール、根拠法、一次情報を確認したいですか?
新旧対照(ビフォーアフター)、海外主要国のルール比較、国会での決定経緯タイムライン、根拠法、官公庁の公式一次資料をご覧いただけます。
議論・専門知識・補足情報スレッド
この政策に関する背景知識、一次資料のURL、最新の制度変更、現場の実情などをご自由にお寄せください(GitHubアカウントで投稿可能)。
知見の公式採用について:スレッドに寄せられた有益な情報や前提知識・法改正の動きは、中立性とファクトチェックを確認の上、政策の公式本文(図鑑データ)に正式に反映・加筆させていただきます。 荒らしやデマのない信頼できる情報基盤をコミュニティと共に作っていきます。