政策一覧にもどる働き方・経済
働き方・経済施行中・利用状況検証---

高度プロフェッショナル制度(高プロ)と労働時間規制

年収1,075万円以上の高度専門職を労働時間・残業代規制から除外。成果型評価と健康確保の両立

施行時期: 2019年4月施行済

3

これだけ押さえる!3つのポイント

  • 1
    労働時間規制の適用除外➔ 年収1,075万円以上の専門職は、1日8時間労働や深夜・休日残業代の対象外に
  • 2
    時間ではなく成果で評価➔ 出退勤時間が完全自由化され、自律的なクリエイティブ労働を促進
  • 3
    健康確保措置の義務付け➔ 年間104日以上の休日取得やインターバル規制、医師の面接指導が必須
政策の背景とねらい

時間ではなく成果で評価されるべき高度専門職(金融ディーラー、コンサルタント、研究開発職等)に対して、工場のライン労働を前提とした一律の労働時間規制を適用することが生産性や創造性の阻害になっているとして、働き方改革関連法の中で創設されました。

4つの主な注目ポイント

ひと目でわかる重要ポイント
年収1,075万円
年収要件(平均給与3倍水準)
1,075万円以上
法改正時の基準(当面維持)
明確に高所得な労働者に限定された制度
成果主義
労働時間規制・割増賃金
適用除外(残業代なし)
1日8時間、週40時間、深夜割増除外
裁量労働制と異なり労働時間の概念自体を除外
同意撤回権
本人の書面同意・撤回権
撤回自由(いつでも可)
会社が無理やり適用することは違法
労使委員会の決議+本人の自由な同意が必須要件
医師面接義務
健康管理時間の義務的措置
年 104日以上の休日
週40時間超が月100時間で医師面接
在社時間の把握とインターバル規制等の義務化

両論の整理(メリットと検討課題)

フラットに両論併記

どちらか一方を正解と決めつけず、どんな意見や論点があるのかを市民目線でまとめました。

期待・推進側の主な視点2つの視点
外資系アナリスト・金融ディーラー

「無駄な残業や時間拘束から解放され、短時間で高い成果を出して休暇を楽しめる」

グローバル先端技術の研究開発者

「画一的な労働時間管理では対応できない、国際競争力のある働き方が実現できる」

期待される主な効果高プロ制度推進の主なメリット(推進側の論点)
慎重・検討課題の主な視点2つの視点
過労死問題に取り組む弁護士・遺族

「労働時間の上限規制が撤廃されるため、成果を求めるプレッシャーによる健康破壊リスク」

一般労働組合・市民

「制度の対象業務や年収要件が緩和され、一般社員にまで定額働かせ放題が広がる懸念」

主な検討課題・論点批判・懸念点(慎重側の論点)
制度変更の詳細、海外主要国のルール、根拠法、一次情報を確認したいですか?

新旧対照(ビフォーアフター)、海外主要国のルール比較、国会での決定経緯タイムライン、根拠法、官公庁の公式一次資料をご覧いただけます。

議論・専門知識・補足情報スレッド

この政策に関する背景知識、一次資料のURL、最新の制度変更、現場の実情などをご自由にお寄せください(GitHubアカウントで投稿可能)。

知見の公式採用について:スレッドに寄せられた有益な情報や前提知識・法改正の動きは、中立性とファクトチェックを確認の上、政策の公式本文(図鑑データ)に正式に反映・加筆させていただきます。 荒らしやデマのない信頼できる情報基盤をコミュニティと共に作っていきます。