政策一覧にもどる地域・農業
地域・農業機能強化法施行・地域計画策定中---
耕作放棄地の集約・農地中間管理機構(農地バンク)の機能強化
バラバラの農地をまとめて担い手へ。所有者不明農地の裁定手続き簡素化と大規模集積
施行時期: 2014年農地バンク創設・2023年農業経営基盤強化促進法改正施行
3
これだけ押さえる!3つのポイント
- 1高齢化や離農で急増する耕作放棄地を食い止め、担い手への農地集積・集約化を進めるため、公的機関「農地中間管理機構(農地バンク)」の権限を強化
- 2各市町村が10年後の農地利用の姿を描く「地域計画(人・農地プラン)」の策定を義務付け、目標地図に基づいて分散した農地を等価交換・集約化
- 3所有者不明農地や相続登記未了の農地に対する都道府県知事の利用権設定手続きを簡素化し、大規模農業法人への貸し出しを促進
政策の背景とねらい
全国の農地のうち耕作放棄地は約28万ヘクタール(東京都以上の面積)に拡大し、国土の荒廃と鳥獣被害・防災上のリスクとなっています。政府は担い手への農地集積率を8割に引き上げる目標を掲げ、2014年に都道府県ごとに農地バンクを設置。しかし、個別の農家間の貸し借り手続きが煩雑で集約が進まなかったため、2023年施行の改正農業経営基盤強化促進法により、市町村が1筆ごとの農地を引き受ける「地域計画」を義務化。所有者が特定できない遊休農地も知事の裁定で迅速にバンクが借り受けられるように法整備しました。
4つの主な注目ポイント
ひと目でわかる重要ポイント荒廃地急増
耕作放棄地の総面積
約28万ha(東京都以上)
離農と高齢化で年々拡大の一途
国土荒廃と鳥獣被害・防災リスクに
集積率8割へ
農地集積率目標
80%(全国目標)
バラバラに散らばった狭い区画
農地バンクが一括して預かり再配分
地域計画義務化
地域計画(目標地図)
10年後の利用者を特定
話し合いが曖昧で塩漬けの農地多数
1筆ごとに将来の耕作者を確定
所有者不明対策
知事裁定による利用権
迅速貸出(手続き簡素)
相続人全員の同意が必要で貸出不能
公告期間を短縮しバンクが借り受け
両論の整理(メリットと検討課題)
どちらか一方を正解と決めつけず、どんな意見や論点があるのかを市民目線でまとめました。
期待・推進側の主な視点2つの視点
生産コスト削減・農地大区画化
「散らばった農地を1箇所に集め、大型機械の連続稼働で効率化」
荒廃防止・景観防災維持
「高齢農家が安心して土地を預けられ、地域の農地崩壊を防ぐ」
期待される主な効果農地集約・農地バンク強化の視点
慎重・検討課題の主な視点2つの視点
合意形成の難航・水利権対立
「「自分の田んぼを他人に取られる」という心理的抵抗や小作料の不満」
条件不利地放置・バンク赤字
「平野部の優良農地だけが借り手につき、山間部の農地が貸し残される」
主な検討課題・論点農地集約に伴う懸念・課題の視点
制度変更の詳細、海外主要国のルール、根拠法、一次情報を確認したいですか?
新旧対照(ビフォーアフター)、海外主要国のルール比較、国会での決定経緯タイムライン、根拠法、官公庁の公式一次資料をご覧いただけます。
議論・専門知識・補足情報スレッド
この政策に関する背景知識、一次資料のURL、最新の制度変更、現場の実情などをご自由にお寄せください(GitHubアカウントで投稿可能)。
知見の公式採用について:スレッドに寄せられた有益な情報や前提知識・法改正の動きは、中立性とファクトチェックを確認の上、政策の公式本文(図鑑データ)に正式に反映・加筆させていただきます。 荒らしやデマのない信頼できる情報基盤をコミュニティと共に作っていきます。