車載蓄電池・EVサプライチェーン支援(バッテリーギガファクトリー)
自動車の命運を握る「走る電池」。中国製EV・電池の寡占に対抗する国内ギガファクトリー支援とGX投資
施行時期: 経済安保推進法に基づく蓄電池供給確保計画認定・順次稼働中
これだけ押さえる!3つのポイント
- 1電気自動車(EV)の製造コストの約3〜4割を占める「車載用リチウムイオン電池」において、中国・韓国勢の圧倒的シェアに対抗するため、政府が累計約1兆円規模の国費助成を決定
- 2経済安全保障推進法の「特定重要物資」に蓄電池を指定し、トヨタ、ホンダ、日産、パナソニック等の国内大規模電池工場(ギガファクトリー)新設や全固体電池の研究開発に最大3分の1〜2分の1を補助
- 3基幹産業である自動車産業の雇用・技術流出阻止が期待される一方、欧米でのEV需要減速(EV踊り場)、ハイブリッド車(HV)優位の市場環境下での過大投資リスクが議論
かつてリチウムイオン電池を発明・実用化し世界をリードした日本企業は、中国CATLやBYD、韓国LG等の国家ぐるみの巨額投資と価格競争に敗れ、世界シェアが激減。現在、世界の車載電池シェアの過半数を中国勢が支配しています。自動車産業は日本の全就業者数の約8%(約550万人)を支える大黒柱であり、電池を海外に握られることは『日本の基幹産業の心臓部を差し出す』ことに他なりません。政府は2030年までに国内蓄電池製造能力を150GWh(ギガワット時)、グローバルで600GWh確保する国家目標を掲げ、巨額補助金を投じています。
4つの主な注目ポイント
ひと目でわかる重要ポイント両論の整理(メリットと検討課題)
どちらか一方を正解と決めつけず、どんな意見や論点があるのかを市民目線でまとめました。
「EVシフトの勝敗を決めるのは電池の調達力。国内メガファクトリー建設で次世代全固体電池への移行期も主導権を握れる」
「エンジン部品からの事業転換を図るサプライヤーにとって、国内での大規模電池生産は最大の受け皿となる」
「EV普及の世界的な踊り場(キャズム)の中で、巨額投資した設備が稼働率低下に陥る過剰供給リスクがある」
「補助金偏重でハイブリッドの強みを損なう恐れや、将来の廃電池リサイクル・環境規制への対応が後手に回る懸念がある」
新旧対照(ビフォーアフター)、海外主要国のルール比較、国会での決定経緯タイムライン、根拠法、官公庁の公式一次資料をご覧いただけます。
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