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医療・リプロダクティブヘルス試験運用結果の検証・本格解禁法制化協議中---

緊急避妊薬(アフターピル)の処方箋なし薬局販売(OTC化)試験運用

望まない妊娠を防ぐ72時間のタイムリミット。産婦人科受診の壁を越える「処方箋なし薬局販売」の本格解禁論争

施行時期: 2023年11月より全国145薬局で調査事業開始、2025年〜2026年本格OTC化協議中

3

これだけ押さえる!3つのポイント

  • 1
    性暴力被害や避妊失敗による望まない妊娠を防ぐため、性交後72時間以内の服用が必要な「緊急避妊薬(アフターピル)」を医師の処方箋なしに薬局で薬剤師が対面販売する制度改革が進行
  • 2
    厚生労働省による全国145店舗での試験的販売(モデル事業)を経て、研修を受けた薬剤師による面談・目の前での服用(面前服用)を条件とする本格的な一般用医薬品(OTC)化を議論
  • 3
    女性の自己決定権とリプロダクティブ・ヘルス/ライツの保障を求める声の一方で、安易な性行為の助長や性感染症の蔓延、男性側の避妊放棄を懸念する日本産婦人科医会等の慎重論が対立
政策の背景とねらい

WHO(世界保健機関)は緊急避妊薬を「必須医薬品」に指定し、欧米諸国をはじめ世界90カ国以上で処方箋なしで薬局購入が可能です。しかし日本では長年、日本産婦人科医会などの強い慎重論により、産婦人科を受診して医師の処方箋を得ることが必須とされていました。休日や夜間に受診できる病院が極めて少なく、費用も全額自己負担(1万〜2万円)で高額なため、服用期限である72時間以内にアクセスできない悲劇が多発。当事者団体や国連からの改善勧告を受け、厚労省は2023年11月から一部薬局での試験運用を開始し、本格解禁に向けた検討を進めています。

4つの主な注目ポイント

ひと目でわかる重要ポイント
OTC化モデル事業
薬局での購入条件
処方箋なしで対面販売
産婦人科を受診し医師の処方箋が必須
研修済み薬剤師による相談と面前服用が条件
72時間以内
服用のタイムリミット
72時間以内(必須)
病院の休診日で受診が間に合わない事態多発
性交後早期に飲むほど高い妊娠阻止率を発揮
価格引き下げ
薬局での販売価格
7,000〜9,000円程度
病院の自由診療で1万〜2万円と高額
アクセス改善と薬価の低減を両立
国際標準化
世界の解禁状況
世界90カ国以上で市販薬
日本は主要国で唯一処方箋必須を継続
WHOが必須医薬品に指定する国際水準へ

両論の整理(メリットと検討課題)

フラットに両論併記

どちらか一方を正解と決めつけず、どんな意見や論点があるのかを市民目線でまとめました。

期待・推進側の主な視点2つの視点
72時間アクセス・早期服用

「産婦人科が休みの日曜日や深夜でも、身近なドラッグストアですぐに服用可能」

女性の権利・自己決定権

「自らの身体と将来を自分で守るための自己決定権を国際水準へと引き上げる」

期待される主な効果緊急避妊薬の薬局販売解禁のメリット
慎重・検討課題の主な視点2つの視点
性感染症の見落とし・検診機会喪失

「病院を受診しないため、性感染症の感染に気付かず不妊症や重症化を招く危険」

避妊責任の放棄・性モラル

「「後でピルを飲めばいいや」とコンドーム着用を拒絶する無責任な男性が増える恐れ」

主な検討課題・論点薬局販売に対する慎重論と懸念事項
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