防災・復興実施・運用中---

指定避難所における段ボールベッド・移動式スポットクーラー平時備蓄義務化

雑魚寝の避難所を過去のものに。ベッドとエアコンで命を守る人道避難基準

3

これだけ押さえる!3つのポイント

  • 1
    避難所での雑魚寝によるエコノミークラス症候群や関連死、真夏の熱中症を防ぐため、小中学校体育館等の指定避難所に段ボールベッド、間仕切りテント、移動式スポットエアコンの平時備蓄を自治体に義務付け・公費補助する制度。
  • 2
    大災害時の避難所環境を「スフィア基準(人道支援の国際最低基準)」に近づけ、災害関連死をゼロにするための施策。
  • 3
    全国の市区町村に対し、指定避難所ごとに収容想定人数の段ボールベッド・プライベートテントの常設配備または民間物流事業者との迅速供給協定(プッシュ型協定)締結を義務付ける。
政策の背景とねらい

能登半島地震や熊本地震、東日本大震災において、冷たい床への雑魚寝や粉塵吸入、トイレ環境の悪化から肺炎や血栓症を発症し、助かった命が避難所で失われる「災害関連死」が直接死を上回る事態が度々発生していた。 内閣府(防災担当)は「避難所における良好な生活環境の確保に向けた取組指針」を改定。段ボールベッドの早期導入(発災48時間以内)と空調設備の整備を自治体の必須評価項目に位置付けている。

4つの主な注目ポイント

ひと目でわかる重要ポイント
注目
全国の指定避難所に段ボールベッド・間仕切りの全避難者分配備を義務化
ポイント1
現行
全国の指定避難所に段ボールベッド・間仕切りの全避難者分配備を義務化
注目
真夏の体育館を冷やす移動式スポットクーラーと非常用発電機を公費補助
ポイント2
現行
真夏の体育館を冷やす移動式スポットクーラーと非常用発電機を公費補助
注目
床の雑魚寝によるエコノミークラス症候群や災害関連死を徹底根絶
ポイント3
現行
床の雑魚寝によるエコノミークラス症候群や災害関連死を徹底根絶

両論の整理(メリットと検討課題)

フラットに両論併記

どちらか一方を正解と決めつけず、どんな意見や論点があるのかを市民目線でまとめました。

期待・推進側の主な視点1つの視点
避難所を経験した被災住民(70代)

ベッドがあったおかげで膝や腰が痛くならず、床の埃も吸わずに済んで風邪もひきませんでした。本当にありがたかったです。

期待される主な効果期待される主な効果・メリット(推進側の視点)
慎重・検討課題の主な視点1つの視点
自治体防災危機管理課長(50代)

民間の段ボールメーカーや空調レンタル企業と事前協定を結んだことで、発災翌日には全台が体育館に届く体制ができました。

主な検討課題・論点検討されている課題・懸念点(慎重側の視点)
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