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国民皆歯科健診(生涯を通じた定期歯科健診・歯周病スクリーニング)ロードマップ

全身の健康は歯から。義務教育終了後の全世代を対象とする定期歯科健診の受診義務化と公費助成

3

これだけ押さえる!3つのポイント

  • 1
    歯周病が糖尿病、心筋梗塞、脳卒中、誤嚥性肺炎、認知症などの全身疾患リスクを大幅に高める科学的エビデンスに基づき、義務教育(学校歯科健診)終了後の全世代(大学生・社会人・高齢者)を対象とした『国民皆歯科健診制度』を創設する。
  • 2
    事業主健診(定期健康診断)において歯科健診を法定項目に追加することを企業へ義務付けるとともに、フリーランスや自営業者・専業主婦向けに自治体健診での自己負担ワンコイン(500円〜無料)化を実施する。
  • 3
    マイナポータルを活用し、全国の歯科医院での健診結果(歯周ポケット深度、欠損歯数、磨き残しデータ)を生涯型個人健康記録(PHR)として一元管理し、生活習慣改善を促す。
政策の背景とねらい

小中高校までは学校保健安全法に基づき年1回の学校歯科健診が義務付けられているが、高校卒業後は法的な健診義務がなくなり、成人の歯科健診受診率は50%程度に急落している。成人の約7割が歯周病に罹患しており、進行した歯周病がインスリン抵抗性を悪化させて糖尿病を増悪させるなど、国民医療費(年間約45兆円)を押し上げる重大要因となっている。『骨太の方針』において国民皆歯科健診の導入検討が明記され、生涯を通じた歯科予防管理体制の構築が国家戦略となった。

4つの主な注目ポイント

ひと目でわかる重要ポイント
8020運動
8020達成率目標
60%以上
約51.6%(現在)
8020達成率目標
低廉な受診
健診受診費用
0〜500円程度
全額自己負担(数千円)
健診受診費用

両論の整理(メリットと検討課題)

フラットに両論併記

どちらか一方を正解と決めつけず、どんな意見や論点があるのかを市民目線でまとめました。

期待・推進側の主な視点2つの視点
40代の会社員

「会社の健康診断に歯科検診がついていたおかげで、無症状だった初期の歯周病が判明し、歯を抜かずに軽度のうちに治療できて助かりました。」

糖尿病専門医

「糖尿病患者の歯周病を治療するとHbA1c値が明確に改善します。医科と歯科が連携する国民皆歯科健診は極めて合理的です。」

期待される主な効果健康寿命の延伸、誤嚥性肺炎・糖尿病の抑制による莫大な医療費削減
慎重・検討課題の主な視点1つの視点
中小IT企業経営者

「社員全員に歯科検診を受けさせるための提携歯科医の確保や、健診のための勤務時間中の中抜け調整に現場の労務負担を感じます。」

主な検討課題・論点健診実施に伴う企業・健保の初期費用負担と受診拒絶への対応
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